Item Number 12
絹100% 長さ約3.6〜3.7m(仕立て上がり時) 染料:樫・藍の生葉・コチニール ◆色紙付き ◆最適な着用時期 10月〜翌年5月の袷頃 5月下旬〜6月、9月〜10月上旬の単衣頃 ◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません ◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、同窓会、コンサート、行楽、お食事会、ショッピング、女子会、街着など ◆あわせる着物 色無地、お召、小紋、紬織物全般、綿きものなど 織物ファンのお方、お待たせいたしました。
至宝の美をつむぐ、崇高なまでの感性と技。
この世に二つとないその風合いや彩りに、思わず目を奪われる… 重要無形文化財「紬織」保持者・佐々木苑子(ささきそのこ)氏。
2005年に、紬織では志村ふくみさんについで2人目の人間国宝の認定を受けられたお方です。
まず驚かされるのが、このふんわり、持っていることを忘れるほどの軽さ。
芯棒の重さしか感じることの出来ない羽衣のような絹糸です。
この極上の風合いだけで、至福の時間を過ごせます。
まずはじっくりとご覧くださいませ。
東京の佐々木氏の工房には、馬刀葉椎(まてばしい)、月桂樹、欅(けやき)など、 都会の中とは思えない濃い緑が生い茂っています。
採取した草木でその時々の色をうつしとる佐々木氏の草木染。
植物染料によるやわらかな色彩と、自然の風物をスケッチに基づき描き出す緻密な絵絣で生み出される固有の美… あえて色みを調節せずに、そのものの色を頂くからこそ、透明感やそのものの良さが表現されるという佐々木氏の作品。
さらりとやわらかさある紬地。
まさに草木の息吹までも閉じ込めたかのような…。
色糸の美を得て、これまでの紬織に見られない、多彩で繊細な作品を生み出されます。
澄み切った天然染料も色合いに、緻密な織り技のあやなす作風は、素朴な味わいの紬織に、さらなる価値観を作り上げ、他の追随を許しません。
前帯からお太鼓、たれ先に。
さらに裏に回る生地先にまで施された、穏やかな彩りの段模様。
近づいて浮かび上がる、味わい深いひとつひとつの色どり。
日本の文化と伝統を愛する方にこそ、お召しいただきたい芸術作品です。
申し上げるまでもなく、数あるお品ではございません。
今回に限り、御縁あってのご紹介が叶いました。
美術工芸品をまとう喜びを、是非にも堪能頂きたい逸品でございます。
生地、染めともに極められた芸術の美。
その心を、作品から感じ取っていただければ、これほどうれしいことはございません。
どうぞお見逃しないようにお願い申し上げます。
■佐々木苑子 プロフィール 1939年 東京都にて生まれる 1969年 工房を設立、本格的な創作活動を開始 1971年 第11回伝統工芸新作展に初入選 第18回(1978年)まで連続入選 1972年 第19回日本伝統工芸展に初入選 第25回(1978年)まで連続入選 1974年 第11回日本染織展に入選 第15回(1978年)まで入選 1975年 第22回日本伝統工芸展に於いて、日本工芸会総裁賞を受賞 日本伝承染織 復興会買い上げとなる この年、日本工芸会正会員となる 1977年 伝統工芸新作展 鑑査委員をつとめる 1978年 日本染織展 鑑査委員をつとめる 2001年 日本工芸会にて東京都知事賞を受賞 作品は文化庁買い上げとなる 2002年 紫綬褒章を受賞 2005年 重要無形文化財保持者「紬織」として認定される 九寸帯のお仕立てはこちら(綿芯お仕立て) (絹芯お仕立て) (帯芯つきお仕立て) 撥水加工をご要望の場合はこちら(パールトーン加工 九寸帯) (ガード加工 九寸帯) [A6G149059DW]-[TP:斉藤]-[PS:桂]-[CH:バッチ]-[文責:瀧本]-[0822017] ▲ サブ画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。
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Shop Name | ショップ | 京都きもの市場 楽天市場店 |
Price | 商品価格 | 1,380,000円(税込み) |